インプラント 歯科医 歯科医院

歯を失った場合

ブリッジというのは、失った歯の両横の歯に新しい歯(義歯)ぶら下げるという治療方法です。両隣の歯が橋桁、義歯が橋の位置にくる「吊り橋」です。このブリッジは差し歯とは違い、歯根まで含めて完全に歯を失った場合の治療方法です。私の歯はかつては歯根だけは無事だったので差し歯にしていたのですが、手入れが悪いために歯根部分までが虫歯で駄目になってしまっていたわけです。そこで、もう完全に除去してしまってから、このブリッジ治療を適用することを選択肢の一つとして提示されていたのです。

チタンのネジ

整形外科医ブローネンマルクは疲れていた。しかし、ここ数カ月、彼が毎日顔を合わせて来たウサギはもっと疲れていたに違いない。なにせそのウサギは実験動物、骨に顕微鏡内蔵の特殊な装置を取り付けられたまま連日繰り返される実験。もはやその目に生気はない。当初はブローネンマルクも動物実験に抵抗感を感じたものだが、他の研究者同様、そんな気持ちはもうとっくにに麻痺してしまっている。そのウサギの実験も今日で終わり、無感動な顔でウサギの実験部位を切開し、装置を取り外す。・・・はずだった。「外れない?」どうしたわけか、実験装置のチタン製のネジのすべてに骨が完全に密着しているように見える。本来の研究そっちのけで、いそいそと光学顕微鏡を取り出し覗き込む。驚いたことに、チタンのネジの細かい凹凸にまで骨が入り込み、わずかな隙間もなく完全に結合しているではないか。無感動だった彼の顔に赤みが指してきた・・・。

欠損歯

ブリッジはそのまま「橋」の意味です。「○○ベイブリッジ」などのあのブリッジです。橋は2つの岸の間に架けるものですが、ブリッジの場合の両岸は「欠損歯の隣の歯」であり、橋は「義歯」になります。欠損歯の隣の歯に橋桁を作り、そこに義歯の橋を渡すのです。この橋の位置に収まる義歯にも歯根部はありません。入れ歯のときと同様、歯冠部だけのイミテーションです。やはり、この点をしっかりと確認しておいて下さい。

歯科関連の話題

少なくとも今の日本では「インプラント」という用語を口にすると、歯科関連の話題だと思われる可能性が一番高いのだ。正直なところ私はこのことに違和感を感じる。医学用語のインプラントは既に立派なタームであるし、SF好きの人にとっても「キャトルミューテーション」とか「ミステリーサークル」とかと同じぐらいの知名度で、宇宙人による金属埋め込みを指す「インプラント」というのはそれなりに市民権を得たタームとして存在するはずだ。それを多数決方式の検索エンジンならともかく、辞典であるWikipediaまでもが語義成り立ちを無視して、多数決の原理で動いてしまっている。まあ、そのいちゃもんに対し何にも反論しないでやり過ごした私がここで息巻いてもしかたないのだけれど。

歯の位置や角度

歯科インプラント治療は、まず最初にチタン製の人工歯根を顎の骨の中の歯槽骨というところに植えます。「植える」ってなんか植物みたいですが、植えてしばらく経つと、がっしりと根をはって安定するのです。・・・なんてわけありませんが、安定するのは本当です。それは根を張るわけではなく、骨のほうが人工歯根に絡みついてピッタリと隙間なく完全にくっついて来るのです。この人工歯根の上にアバットメントという部品をつけて、そのアバットメントの上に歯科インプラントの歯をつけます。歯科インプラントの歯はセラミック製で本当の歯ととても良く似ているのです。全然関係のないところからの情報ですが、セラミックって凄く強いのですよね。ダイヤモンドと同じ硬さだって話ですから。かたや本物の歯の表面もエナメル質という人体最強の組織です。どっちが強いのでしょう?ちなみにアバットメントというのが間に入ることで、インプラントの歯の位置や角度が微調整の効くものになるのだそうです。

機能面

歯を失って、入れ歯にしてから、どうも自分が老け込んでしまったと感じる方がおられます。まず、入れ歯というのが、どうも年配の方がするものだというイメージがあり、気分的に老人のようになってしまうことや、入れ歯を長年使うことで、実際にあごがやせて、ほおがくぼみ、口元にしわやたるみが出来るなどの、物理的な現象が起こることから、そう感じられるのでしょう。いわば、歯から老いが来てしまうのです。それを防いでくれるのが、インプラントです。インプラントですと、あごの骨がやせていくのを防いでくれ、見た目も機能面も、本物の歯が蘇ったような感覚になります。インプラントは、顔が口元から老いていくのを防ぐことも出来、見た目が若返ることで、気分も若返ったような感じになります。また、入れ歯と違って、食べ物をしっかり噛めることも、若返った気分につながります。インプラントによって、まだまだ若く、元気でいられるというふうに、自信がつきます。

日常のお手入れ

際立って特徴的なのが、フィクスチャーの部分で、これがいわゆる人工歯根です。この人工歯根が存在するため、まず第一に他の治療法と比較して抜群の強さを誇ります。さらにそこから派生した特徴として、周囲の歯にストレスをかけることなく自立しています。この自立した形状は自然な美しさを生み、同時にメンテナンスの用意さの理由でもあります。日常のお手入れは差し歯同様、丁寧にブラッシングすれば問題ありません。天然歯よりより丁寧に磨くべきではありますが、ケアの仕方に大きな質的差異はありません。そのあたりもやはり人工歯根をもつ形状から来ます。

口腔内での違和感

入れ歯の問題点は端的に言って性能の低さです。咬合力(噛む力)は健常な歯の3割程度にとどまり、口腔内での違和感も大きく、言葉を明瞭に発する妨げになることもあります。もう一つ、深刻な問題点として、咬合時に本来ならかかるはずの荷重が顎骨にかからないため、顎骨がどんどん痩せていくことが挙げられます。『デンタルインプラント』は欠損歯治療法の中で唯一歯根部も再生します。いくつか聞き慣れない用語がでますので、予め用語のみ整理します。まず、歯根部にあたるのが『インプラント体』、歯冠部にあたるのが『上部構造体』です。これで歯根と歯冠が揃うわけですが、デンタルインプラントにはもう一つ『アバットメント』というパーツがあります。このアバットメントは歯根部と歯冠部を接続する役割を持ちます。

人工臓器

デンタルインプラントは既に一定の知名度を得た治療法だろう。歯というものの役割が比較的単純なことにも助けられて、現在用いられている人工臓器の中で最も完成度が高いと言われているそうだが、それも当然だと思う。何せ、追随するものが見当たらないのだ。現在のデンタルインプラントはブローネンマルク医師が開発したオッセオインテグレーション・インプラントに関する論文が一大センセーショナルを引き起こしたのは1982年のことだが、その時点で既に予後15年の症例が報告されていたというのだ。もう21世紀であることにすっかり馴染んだ現在に至っても、それ程安定した人工臓器は他に見当たらない。さらにその後急速に研究開発が進み、今ではメンテナンス次第では天然歯同様に安心して使い続けうる人工臓器として当たり前に受け入れられている。ここではそんなデンタルインプラントの話題を興味本意で思いつくままに書きつらねようと思う。

怖いらしい

「怖いらしい」という情報があり、かつ根拠が示せない。根拠が示せないからこそ、「怖いらしい」が否定されないまま伝染していく。なんとなくそんな所なのではないかと思うのです。それが正しいとしますと、今度は次の疑問が台頭します。「なぜ根拠を示せないか」です。実は私はここまでは随分前に考えていたのですが、なかなかこれという解答を得られぬままでいました。ところが、全くの偶然のことからヒントを得て、ある一つの仮説を思いついたのです。それはこうです。